車の査定基準5つを徹底解説!中古車を高く売るためのコツも紹介

車の査定基準5つを徹底解説!中古車を高く売るためのコツも紹介

車を売ろうと思ったら、査定額が気になるところですよね。査定額は、車の状態や年式、走行距離などによって大きく変わってきます。

本記事では、車の査定基準についてわかりやすく解説します。また、少しでも愛車を高く売るためのコツも紹介するので、納得のいく価格で車を売却したいという方はぜひ参考にしてください。

目次

車の査定基準5つ

車の査定では、以下の5つの基準が主にチェックされます。

  1. 外装・内装の状態
  2. エンジン・足回りの状態
  3. 車検の残月数
  4. 年式・走行距離
  5. タイヤのすり減り具合・修復歴・改造歴など

1.外装・内装の状態

車の査定でまず第一に見られるのが、外装・内装の状態です。

車は外を走っていれば必ず傷がつくものですから、少しの傷では大きな減額にはなりません。具体的には、爪が引っかからない程度の浅い傷であれば査定額には影響しません。

一方で、ボンネットやドアの外装に凹みがあった場合などには、その凹みの大きさによって減点されます。

また、内装に汚れやシミがあった場合も減額の対象となります。

2.エンジン・足回りの状態

エンジンは車の心臓部分です。ここを傷めてしまっている場合、最悪の場合は査定額0円で廃車にしなければならないこともあります。

査定ではエンジン音やオイル、プラグの状態などから走行に支障がないかどうかがチェックされます。マフラーなどの足回り部分も査定基準の一つです。

まだ売却を検討中という方は、ぜひ査定の前にエンジンや足回りのメンテナンスが行き届いているかチェックしてみてください。

3.車検の残月数

車検の残月数は、査定額に大きな影響を与えるポイントの一つです。

車検の有効期限が残っている方が、修理やメンテナンスの費用を抑えて次のオーナーに引き渡すことができると考えられているため、査定額が高くなる傾向にあります。

4.年式・走行距離

年式と走行距離は、車の査定額を大きく左右する要素です。

年式が古い車や走行距離が多い車は、新しい車や走行距離の少ない車に比べて査定額は低くなる傾向にあります。

ただし、人気車種や希少車種であれば、年式や走行距離が多少古くても高値で売れる可能性もあります。

5.タイヤのすり減り具合・修復歴・改造歴など

タイヤのすり減り具合や修復歴・改造歴なども査定基準の一つです。

タイヤのすり減り具合が大きいと、安全上の問題があるため減額の対象となります。

また、修復歴がある車は、事故や故障により骨格に損傷が生じている可能性があるため、査定額が下がります。

改造歴がある車も、次のオーナーが好まない場合は査定額が下がる可能性が高いです。

その他の査定基準も合わせてチェック!

これまで説明した5つの観点が、車査定における大きな基準となります。しかし、中古車は車によって状態が異なるため、他にもさまざまな観点からチェックされます。

その他の知っておきたい査定基準を補足として解説します。

その他の査定基準2つ

  1. 整備記録簿と取扱説明書があると、査定額がアップする可能性がある
  2. ボディカラーも査定額に影響する

1.整備記録簿と取扱説明書があると、査定額がアップする可能性がある

整備記録簿と取扱説明書があると、査定額がアップする場合があります。

整備記録簿には、車の整備履歴が記載されています。エンジンオイルの交換時期や、消耗品の交換時期などが分かるため、次のオーナーが車を安心して購入できるというメリットがあります。また、整備記録簿と取扱説明書があれば、査定士が車の状態をより正確に把握しやすくなります。

2.ボディカラーも査定額に影響する

JAAIの査定基準には記載されていませんが、ボディカラーは査定額に影響する場合があります。

人気のあるボディカラーは、査定額が高くなる傾向にあります。例えば、日本ではホワイト、ブラック、シルバー、ブルー、レッドが人気です。また、パールホワイトなどの高級感のあるボディカラーは、ソリッドホワイトよりもさらに査定額が高くなることがあります。

査定基準はあくまでも参考程度にする

以上、車査定の基準について詳しく解説しました。

しかし、JAAIの提示した基準はあくまでも参考です。すべての車がこの基準を満たしているわけではなく、また実際の価格は地域や時期、店舗によっても変わってきます。

例えば、CMやドラマなどで話題になった車は査定額が高くなることがあります。一方で、メーカーの不祥事でイメージが下がってしまった車は査定額が安くなることがあります。

地域によっても、査定額は変わってきます。アウトドアカーなどの需要が高い地域では、査定額が高くなる傾向にあります。

査定額の妥当性を判断する

査定額の妥当性を判断するには、査定相場を参考にするとよいでしょう。

査定相場は、インターネットなどで調べることができます。査定相場を把握しておけば、法外な安値で買い叩かれるのを防ぐことができます。

車を高く売るためのコツ

車を高く売るためには、以下の3つのコツを押さえることが大切です。

  1. 買取先を賢く選ぶ
  2. 査定前に準備を整える
  3. 売る車と同じメーカーで車を買うなら、ディーラー下取りは悪くない

1.買取先を賢く選ぶ

地元の買取店で高く売ろう

中古車買取店は、大手と地元の中小規模店の2つに大きく分けられます。

大手買取店は、全国に店舗を展開しているため、査定額の比較が容易で、またトラブルがあった際の対応も比較的安心です。一方で、地元の中小規模店は、大手買取店に比べて査定額が低くなりやすい傾向にあります。

しかし、地元の買取店には、大手買取店にはないメリットもあります。

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 地元の車事情に詳しいため、査定額が適正な傾向にある
  • 地元の車好きの顧客が多く、人気車種や希少車種の需要が高い
  • 地元の業者に売却することで、地域貢献にもつながる

車を高く売りたい場合、大手買取店を複数社に査定を依頼するのが一般的です。しかし、地元の買取店を複数社に査定を依頼することで、意外と高値で売れる可能性があります。

また、車を売却する際には、査定額だけでなく、買取店の対応やアフターサービスなども考慮することが大切です。地元の買取店であれば、アフターサービスも充実していることが多いため、安心して利用することができます。

車を売却する際には、大手買取店だけでなく、地元の買取店も検討してみてはいかがでしょうか。

2.査定前に準備を整える

査定前に、以下の準備をしておくと、査定額をより高く設定してもらいやすくなります。

  • 車検証や整備手帳などの書類を用意する
  • 車内やエンジンルームなどの清掃を行う
  • 傷や汚れを修復しておく

車検証や整備手帳などの書類は、車の状態を把握する上で重要なものです。また、車内やエンジンルームなどの清掃を行うことで、車の状態がより良く見え、査定額がアップする可能性があります。また、傷や汚れを修復しておくことで、査定額の減額を防ぐことができます。

3.売る車と同じメーカーで車を買うなら、ディーラー下取りは悪くない

これまで、ディーラー下取りはおすすめできないと説明してきました。しかし、例外があります。それは、売る予定の車と同じメーカーの車に乗り換えたい場合です。

この場合、そのメーカーを専門に扱うディーラーに持ち込むことで、メリットが発生する可能性があります。

具体的には、買取価格はそこまで変化しないかもしれませんが、次の車を購入する際に、値引き交渉で有利にしてもらえる可能性があるからです。

なぜなら、ディーラーは、次の車の販売を促進するために、下取り車の買取価格を高く設定したり、値引きを大きくしたりするなどの工夫をすることがあります。

もちろん、買取業者の方がディーラーの下取りよりも高値が付きやすい傾向はあります。そのため、とにかく高く売りたいという方は、できる限り買取業者の査定を受けることがおすすめです。

しかし、ディーラーのメリットは、売却と購入を1か所の店舗ですべてお任せできることです。売却する車と購入する車のメーカーが同じで、手間をかけたくないという方は、ディーラーでの下取りを優先的に考えてもいいでしょう。

まとめ

車の査定基準を把握しておくことで、査定額が適正かどうかを判断することができます。また、車を高く売るためには、買取先を賢く選び、一括査定を活用して、査定額の比較を行い、査定前に準備を整えることが大切です。

以上、車の査定基準と高く売るためのコツについて解説しました。ぜひ参考にして、納得のいく価格で車を売却してください。



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この記事を書いた人

車業界に20年以上の経験を活かし、皆様のお役にたてればと思います。
主に車の買取、オークション出品代行を行っています。もしものときにはご用命ください。

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